身体に積もった問題

 

前回、チリも積もれば山となると題しまして、書かせていただきました。

 

身体に問題・負荷が積もりはじめた頃は、多くの場合、無症状です。

 

しかし、身体には反応があります。

 

まず、関節のズレがはじまり、わずかながら関節の動きが悪くなってきます。

関節の機能異常が起こってきます。

 

そして、神経の圧迫が生じきてきます。

はじめは、痛みを感じませんが、かすかな炎症反応は起きています。

そして、神経機能が徐々に正常に働かなくなってきます。

 

椎間板へのストレスも関節のズレにより起こってきます。

体重の重みが、ズレにより椎間板へ均等にかからなくなり、無理な力が加わってしまいます。

それが続くことで、ヘルニアのように椎間板が突き出してきます。

そこでようやく痛みやしびれといった症状がでることで我々は身体の不調にきづくのですが、すでに問題が進行しています。

 

関節（骨と骨）をつないでいるのは、靭帯です。

また、骨には筋肉がくっ付いています。

そのため、これらの軟部組織への影響がおこってしまいます。

炎症がおこるため、筋肉が硬くなったり、正しく動かなかったり、またひどいと衰えたりといった原因となります。

 

最後に、骨自体にも影響します。

骨のズレにより、体重の均等な圧がかからなくなり、無理な力がそのズレの骨を中心にかかってしまいます。

長い間、ある部分の骨に異常な負荷がかかり続けると、骨自体が老化してきます。

退行性変化といい、レントゲンでみると、骨の先がとがってきたりと老化現象が見られます。

 

これらは、多くの場合、何年もかけて起こってきます。

 

カイロプラクティックはこのような何年もかけて悪くなった関節と神経の流れを回復していきます。

 

しかし、

「何年もかけて悪くなった問題は、すぐに治すことは不可能です。」

 

カイロプラクティックで、正しいアプローチを行い徐々に治していくことが最大の近道となります。