ホンジュラス紀行

 

約10年ほど前に、一度ホンジュラスで約一か月ほど仕事をしていたことがありました。

 

ホンジュラス第二の町、サン・ペドロ・スーラ というところ。

 

あるアメリカ人がそこでクリニックを持っており、そのドクター（女性）が出産する前後にヘルプで来てほしいということがきっかけでした。

 

その頃の私は、カリフォルニア州で仕事をしており、まだ学校を出たばかりでより多くの経験がしたいと考えていたと思います。

当時働いていたクリニックに無理を言って、休みをいただきホンジュラスまですぐ飛んでいった記憶があります。

 

住宅街にあるクリニックは、どこの家も鉄格子で厳重に囲いがされており、クリニックの門の前にも２４時間警備員がおられました。

後で知ったのですが、このサンペドロスーラという町は、世界的にも治安が良くないところで有名でした。

 

クリニックに来る患者さんたちは、中南米の気質なのが、実に明るく笑顔が多い人たちでした。

 

このあたりでは稀であろうアジア人の私でも、受け入れてくれました。

その頃、スペイン語を勉強していたので、それが結構役にたちました。

 

私のつたないスペイン語でも、なんとかなるものでしたね（笑）

 

ここで毎日臨床しながら思ったことは、

 

「カイロプラクティックを通じて、いろんな人たちと交流できることがこんなにうれしいことなのか、

もっとカイロプラクティックで多くの人の役にたちたい、カイロプラクティックを知ってほしい。」

 

たぶんこの思いが、後に私をアジアへと向かわせたのだと思います。

 

院長ドクターは無事出産され、最後は空港で笑顔でお別れです。私はアメリカへと戻りました。

 

すばらしい経験をどうもありがとう。